休む習慣──心と体をリセットする時間の大切さ

江戸時代の養生訓には、「休むことは養生の根本なり」意訳 香月恭弘 と説かれています。
現代の私たちにとっても、適切に休むことは健康維持に欠かせない習慣です。

忙しい毎日の中で、つい「もっと動かなければ」と焦りがちですが、心と体は意識的に休む時間を持つことで、リセットされ、活力が蘇ります。
しっかりと休むことで疲労が回復し、ストレスが和らぎ、心身のバランスが整います。

「休む」と聞くと、ただ横になるだけのことと思われがちですが、質の良い休息とは、心が落ち着き、体がリラックスできる時間を持つことです。
例えば、深呼吸をしながら静かな場所で目を閉じる、ゆったりとしたお茶の時間を持つ、自然の中でゆっくり過ごすことも良い休む習慣になります。

江戸の養生訓にも、「心静かにして、身を休めよ」意訳 香月恭弘 とあります。
心を静めることが、体の休息にもつながるのです。

また、適度な睡眠ももちろん重要です。
質の良い睡眠は、体の修復と脳の整理を助け、翌日を元気に過ごすための土台となります。

私は講演活動の合間にも、短い休憩時間を大切にしています。
その時間に深呼吸をしたり、自然の風を感じたりするだけで、心が落ち着き、次の活動に集中できる力が湧いてきます。

ぜひ皆さんも、「休む習慣」を積極的に取り入れてください。
無理をせず、自分の心と体の声に耳を傾けることが、長く元気で生きる秘訣です。