手放す習慣──心の荷物を降ろす勇気

私たちは気づかぬうちに、たくさんの「心の荷物」を抱えて生きています。
過去の後悔、人間関係のわだかまり、失敗への執着──それらをずっと持ち続けていると、心も体も重くなり、前に進む力を失ってしまいます。
私はかつて、うつ病で苦しんでいたとき、この「手放す」という感覚をまったく知りませんでした。真面目に生きようとするあまり、完璧を求め、自分にも他人にも厳しくなっていたのです。
今は、自分に「まあ、いいか」「それはそれ」「今ここを大切にしよう」と
そんなふうに心の中で声をかけてあげるようにしています。
そうすると、ふっと気持ちが楽になることがあります。私の提案する「清活習慣」では、この「手放す習慣」をとても大切にしています。
怒り、不安、執着――それらを少しずつ手放す練習をしていくと、心に余白が生まれます。すると、感謝や喜びがすっと入ってくるようになるのです。
皆さんも今日一つ、小さな心の荷物を手放してみませんか?
「心を軽くする」こと、それが明日を元気に生きる第一歩です。